bbb_tomo2004-03-22

スプリング・ブレイクも終わりに近づく。昨日はハリウッドでの反戦集会に行ってきた。参加者1万人。ニューヨークは10万人だったらしいけど、ニュースではどう取り上げてたんだろう?メジャーなメディアではほとんど取り上げていない気がする。「なかったこと」になってるのかな。

以前ジャネット・ジャクソンのポロリ事件があったときに、「これからは生放送にもディレイを入れる」とかいう騒動があったけど、生放送にディレイを入れるとかどうとかいう以前に、メディアの表象になることができるのは数少ない出来事だ。メジャーなメディアで報道する対象なんてそもそも検閲された後の、構成されたものであるなんて、今さら騒ぐほどのことでもないけれど、それでもそういう構成された現実に接することでしか現実を構成できない自分を自覚するということは無駄なことではないはずだろう。と思いつつ、アメリカの主要都市の多くでかなり大規模に行われた集会とメディアの報道のギャップを実感。

反戦ラリーの内容自体についてはいろいろと思うところがあったけど、簡潔に。そこに集まった人たちはけして「反戦」という一つのスローガンできれいにくくれるわけではない。「肯戦」派の人たちもラリーの外の側道でブッシュを支持するプラカードやイスラエルの旗を掲げて参加していた。警官隊に向かって野次を飛ばしながら群れる群衆がいれば、警官と親しげに話すデモ参加者もたくさん見かけたし、(理由は分からないけど一緒に記念撮影してる人とかいたし)、いろんな次元でいろんな思惑が交差しながらあの集会が成り立っていたんだなあと実感。

私的にやたら若いパンクスが目についたんだけど、よくみたらカタカナで「ブレイクファスト」と書かれたパッチをつけてる子を発見して、思わずに微笑んでしまったり。